SNSでのトレーニングは危険?「What」より「How」が重要な理由とは

SNSでのトレーニングは危険?「What」より「How」が重要な理由とは? 初学者向け
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SNSから「How」は得られにくい

近年、YouTubeやInstagramといったSNSは、トレーニングやエクササイズ、リハビリテーション、健康に関する情報の宝庫となっています。

多くの人がこれらのプラットフォームを利用して、自宅でエクササイズを始めたり、リハビリ方法を学んだりしています。

しかし、SNSで提供される情報は「何をするか(What)」に関しては非常に有益である一方で、「どのように実行するか(How)」の面で限界があることも多いです。

本記事では、なぜ「How」の解決が難しいのか、そしてそれを補うための対策について解説します。

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SNSは「What(何をするか)」の情報収集には最適

YouTubeやInstagramなどのSNSでは、数多くのトレーニングやリハビリに関するコンテンツが配信されており、視聴者は簡単に「何をするか(What)」を学ぶことができます。

例えば、以下のような情報が手軽に手に入ります。

効果的な筋トレメニュー
柔軟体操やヨガのポーズ
リハビリに有効なエクササイズ(例:膝の怪我からの回復プログラム)
ダイエットや健康的な食生活に関するレシピ

SNSは「どんなトレーニングをすればよいのか」「どのリハビリをすべきか」「どんなものを食べたらよいか」といった「What」に関して、多くの参考になる情報を提供しています。

初心者でもすぐに取り掛かれるようなコンテンツが豊富で、どのメニューが有効なのかを知るには非常に便利です。

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SNS映えするトレーニングに注意

写真はターキッシュゲットアップ(TGU)。1つずつの動作に様々な部位への意識が必要になるため、SNSの閲覧だけでは伝わりにくい。

SNSでは、斬新なトレーニング種目やユニークな動作が目立ちやすく、拡散されやすい傾向があります。

特に、トップアスリートやインフルエンサーがこれらの動画を投稿すると、信頼性が高く見え、一見すると「これが最も効果的なのではないか」と思ってしまうかもしれません。

しかし、実際のトップアスリートたちは、スタンダードなトレーニング種目を重視しています。

スクワットやデッドリフトなど、基本的なエクササイズが最も効果的で、正しいフォームと負荷管理が何よりも重要です。

SNS映えするトレーニングばかりを真似しても、効果が出なかったり、怪我のリスクが高まることがあります。

SNS上で流行っているからといって、それがあなたにとって最適なトレーニングとは限らないのです。

「How(どのように実行するか)」には限界がある理由

一方で、SNSは「どのように実行するか(How)」に関しては以下の理由で限界があります。

個別対応ができない

SNSに投稿される動画や写真は、大勢に向けて作られているため、視聴者のそれぞれの体力や体型、体調、怪我の状況に合わせた指導はできません。

個々の状態を考慮した調整がないため、適切な負荷や動作を見極めるのが困難です。

詳細なフォーム指導の不足

動画や写真では、動作のポイントが分かりやすく説明されることもありますが、実際に正しいフォームで動けているかは自分では確認しづらいものです。

正しい姿勢や動作が求められるトレーニングやリハビリでは、フォームの乱れが怪我につながったり、期待する効果が出ないこともあります。

リアルタイムでのフィードバックがない

SNSでは、トレーナーやインストラクターがリアルタイムで視聴者の動作を確認し、フィードバックする機会が少ないため、間違った動作を続けても修正が難しいです。

ライブ配信の場合でも、全ての視聴者に個別の指導を行うことは事実上不可能です。

意識性の原則は「How」を重視している

トレーニングでは「何をやるか」よりも「どうやるか」が結果に大きな影響を与えます。

これは、トレーニングの基本的な原則の一つである「意識性の原則」に基づいています。

意識性の原則」とは、トレーニングをただ無意識にこなすのではなく、動作や筋肉の使い方、目的を理解しながら行うことで、効果が飛躍的に高まるという考え方です。

たとえ同じエクササイズをしていても、どの筋肉を意識して動かすか、どのように体を動かすかが、結果を左右するのです。

たとえば、スクワットのような基本的なエクササイズでも、フォームが適切でなければ効果は半減し、逆に怪我のリスクが高まります。

つまり、「What」だけではなく、「How」が本当の効果をもたらすのです。

SNSで「How」を解決するための対策

YouTubeやInstagramなどのSNSでは「How」に限界があるものの、それを補うためのいくつかの対策があります。

リアルの指導を併用する

SNSの情報だけに頼らず、フィットネスクラブやトレーナーの個別指導など、実際の指導を受けることで、正しい動作や方法を確認するのも一つの手です。

専門家によるフィードバックを得ることで、より正確な「How」を身につけることができます。

専門家や資格保持者のフォロー

信頼できる資格を持つトレーナーやリハビリの専門家のアカウントをフォローすることで、正確で質の高い情報を得ることができます。

彼らの解説は、素人投稿よりも専門性が高く、正しいフォームや手順を学ぶ上で非常に参考になります。

Q&AやDMの活用

YouTubeやInstagramではライブ配信機能があり、リアルタイムで質問ができる機会があります。

エクササイズやリハビリに関する疑問があれば、ライブ配信でトレーナーやインストラクターに直接質問し、答えをもらうことで「How」に関する疑問を解決できることもあります。

また、動画や投稿を見ていて「How」に関して疑問が生じた場合、コメント欄やダイレクトメッセージ(DM)で質問することも有効です。

まとめ

YouTubeやInstagramなどのSNSは、「何をやるか(What)」の情報を手軽に得られる便利なツールです。しかし、トレーニングで本当に重要なのは「どうやるか(How)」です。

「意識性の原則」に基づいて正しい動作を理解し、実践することで、トレーニングの効果が最大化されます。

斬新に見えるトレーニング動作に惑わされず、スタンダードなトレーニングを正しい方法で行い、SNSを賢く活用して成果を上げましょう。

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