開業のための出店プランとエリア選定|成功する店舗開業のためのステップガイド①

開業のための出店プランとエリア選定|鍼灸・柔道整復・トレーナー必見!成功する店舗開業のためのステップガイド① 独立開業
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「そろそろ出店したい」「今後、開業を考えている」とお考えの鍼灸マッサージ師や柔道整復師、トレーナーの方も多いでしょう。

しかし、何も考えずに開業を進めると、思わぬトラブルが発生する可能性があります。

そこで、今回は店舗物件の賃貸借契約までの流れを確認し、スムーズな開業を目指しましょう。

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店舗物件契約までの流れ

店舗物件の契約に向けた流れは、大まかに以下のとおりです。

マンションやアパートを借りる際と大きく流れは変わりませんが、店舗物件特有の注意点もありますので、しっかりと確認していきましょう。

  • 出店プランを考える
  • 出店したいエリアの現地調査
  • 不動産会社へ問い合わせ
  • 店舗物件の内見
  • 申し込み
  • 契約

第1回は「出店プランを考える」、「出店したいエリアの現地調査」について紹介します。

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①出店プランを考える

開業コンセプトの明確化

鍼灸マッサージ師、柔道整復師、トレーナーとしての店舗を開業する際は、「誰に」「何を」「どのように」「どのような価値」を提供するかを明確にすることが重要です。

たとえば、特定の症状に特化した施術や、ボディメイクを重視したメニューなど、ターゲット層に合わせたコンセプトを設定しましょう。

このコンセプトは、従業員が増えた際にも共通の考えを持ち、一貫したサービスを提供するための基盤となります。

また、開業資金の融資を受ける場合においても、具体的に「事業計画」を作成する必要がありますが、そのためにもコンセプトは不可欠です。

資金調達方法の選択肢

店舗開業にあたり、自己資金だけでは賄えない場合、資本金や開業資金の融資を受ける必要があります。

一般的には金融機関からの借入が多いですが、最近ではクラウドファンディングといった選択肢も増えてきました。

特に、治療院で導入する機器や什器、トレーニングジムのマシンなどの設備投資に多く費用がかかるため、コンセプトを元におおよその初期費用を把握しておくことが重要です。

賃料設定とキャッシュフロー管理

店舗運営において、賃料や共益費といった固定費はキャッシュフローに大きな影響を与えます。

鍼灸院や整骨院の立地を考える際、賃料は重要な要素となりますので、開業前に賃料の上限を設定しておくことが大切です。

特に都市部では賃料が高く、駅近や人通りの多い場所は特に高額になる傾向があります。

業種にもよりますが、治療院の場合、売上に対する家賃比率は約10%前後が目安とされていますので、これを参考にして賃料設定を行いましょう。

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②出店したいエリアの現地調査

出店を検討しているエリアが決まったら、実際にその地域を歩いて見て回ることが重要です。

現地調査のポイント

現地調査では、ただやみくもに歩くのではなく、以下のポイントに注目して、お客様の目線で調査を行いましょう。

ポイント詳細
客層の分析そのエリアにどのような人たちが多いのか観察し、自分の施術やサービスがターゲット顧客に合致しているか確認します。例えば、スポーツ選手が多いエリアであれば、トレーナーとしての需要が高まるでしょう。
競合状況周辺に競合店が存在するか、またはどのような差別化ができるかを見極めます。鍼灸やマッサージ業界では、専門性や独自のメニューが差別化のポイントになります。
アクセスの良さ利用者に対して駐車場の有無や公共交通機関の利便性を確認しましょう。治療院やサロンにとって、アクセスは非常に重要な要素です。
バリアフリー特に治療院の場合、患者さんが負傷している状況で来院しやすいかどうかを考慮します。バリアフリーの環境や動線も重要です。
エリアの治安と環境治安や周辺環境が清潔であることは、利用者に安心感を与えます。悪化した環境は集客にも影響するため、慎重に評価しましょう。

これらのポイントを考慮し、可能であれば時間帯を変えて何度か訪れることをお勧めします。

異なる時間帯に訪れることで、地域の雰囲気や客層の変化を把握できます。

物件探しのポイント

現地調査中に気になる物件に「テナント募集中」の看板が掲示されていたら、その不動産会社に問い合わせてみましょう。

また、看板が掲示されていなくても、現在入居しているテナントが退去予定の場合、まだ看板が出ていないことがありますので、気になる物件を見かけたら不動産会社に確認してみましょう。

注意事項

一般的なマンションやアパートを事業用に利用することは基本的にNGです。

不特定多数の方が出入りすることで、他の住民がセキュリティ面で不安を感じるためです。

整体院やエステ、ネイルサロンなど小規模ビジネスを出店予定で且つ「事務所可」としている物件であれば出店可能ですが、必ず大家さんからの許可を得るようにしましょう。

さらに、事業利用目的での家賃には税金がかかるため、住居利用の家賃とは異なります(居住利用の家賃は非課税)。

「マンションの1室でこっそり開業」といった方法は避け、事業利用可とされている物件を探しましょう。

成功する店舗開業のために

店舗物件の契約に至るまでの流れは、開業する鍼灸マッサージ師や柔道整復師、トレーナーにとって重要です。

まず、出店プランを考え、じっくりとエリア選定を行いましょう。

これらのステップを踏むことで、健全な店舗開業を実現できます。

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