パラスポーツとは
パラスポーツは障害のある人のために考えられたスポーツです。
スポーツのルールを一部変更したり、用具を用いることによりで、楽しく安全にスポーツを行えるようにしています。
最近では、健常者でも障害者と共に楽しめるという点で注目されています。
世界で戦うパラアスリート
日本のパラアスリートたちが世界で活躍する最高峰の舞台がパラリンピックです。
パリパラリンピックでの日本選手の活躍も記憶に新しいと思います。
パラリンピアンたちもオリンピアン同様に、日々トレーニングに励んでいます。
トレーニング補助ツールを用いれば、障害者の方でも健常者と同様にトレーニングを行うことができます。
今回はパラアスリートがトレーニングを行うためのグッズを紹介します。
アクティブハンズ
脊髄損傷などによる麻痺や肢体不自由で、握力のない選手に使用します。
バーベルやダンベル、マシンのグリップを掴む際など、活躍の場面は多岐にわたります。
アクションパッド
ジェルクッションが内蔵されているパッドです。
車いす選手が座位で行うマシンエクササイズの際にシート(座面)の上に敷きます。
座面部の褥瘡予防として重宝されます。
重量が4.5kgと重いため、持ち運びには不向きです。
エラスティックバンド
体幹部が自力で固定できない車いす選手に使用します。
体幹部を車いすの背もたれや、マシンの背もたれ、胸部パットなどに固定するのに用います。
また、下肢に麻痺や肢体不自由のある選手がディスエイブルベンチプレスを行う際などは、両下肢を固定する際に用いることもあります。
スミスマシン
スミスマシンはフリーウエイトでバーベルを使用したトレーニングが困難な選手に使用します。
バーが垂直のレール上を滑走するため、軌道が上下に限定されています。
そのため、左右にバランスを崩したり、倒れたりする危険性を回避できます。
前後可変式スミスマシン
最近では、バーの軌道が前後にも動くタイプのスミスマシンも存在します。
バーの軌道が上下のみでない種目(アームカールやライイングトライセプスエクステンションなど)もスミスマシンで行うことができます。
左右のバランスを崩すことがないため、安全なトレーニングが行えます。
ディスエイブルベンチ
パラパワーリフティング専用のベンチです。
パラパワーリフティングでは麻痺や肢体不自由のある下肢をベンチ上に載せた状態でベンチプレスを行います。
そのため通常のベンチプレス用のベンチと比較して長さがあり、下肢部の幅が2倍以上あります。
ラインテープ
視覚障害のあるパラアスリートの視認性を向上させるために用います。
弱視の選手は黄色が見やすい選手が多いです。
床や壁、プライオボックスやステップ台の段差といった目標物に貼っておくと良いでしょう。
コーナーガード
視覚障害のあるパラアスリートの安全管理に用います。
トレーニングマシンやロッカーの縁や角など、ぶつかる恐れのあるところに貼っておきます。
全盲の選手が不意にケガをしないように備えておくと良いでしょう。
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