スタビリティエクササイズ|ムーヴメント改善シリーズ①

スタビリティエクササイズ トレーニング基本の「き」
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ムーヴメント:Movement とは

スポーツにおけるムーヴメントとは、人の「動き」のことです。

パフォーマンスピラミッドでは、最下層のファンダメンタル(基礎)とパフォーマンスの間に存在する要素です。

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スタビリティ:Stability とは

スポーツにおけるスタビリティは、「固定性・安定性」を意味します。

片脚立ちで姿勢を保持するようなバランス能力もスタビリティの一部と言えます。

スタビリティは主に静的スタビリティと動的スタビリティに区分されています。

静的スタビリティ

標的競技(ライフル射撃やアーチェリー、バイアスロンなど)は、安定した静止姿勢を要求されます。

安定した地面や床の上などで静止し、全身をできる限り「微動だにしない」状態を保つ能力を静的スタビリティに分類します。

動的スタビリティ

変化する外力や姿勢、動きの中で、できる限りその影響を打ち消し、定位置または平衡感覚を保持する能力です。

球技スポーツやコンタクトスポーツなどにも多様に用いられます。

また、スキージャンプの空中姿勢は、横風や向かい風を揚力に変換するような特殊な動的スタビリティ能力を必要とします。

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スポーツパフォーマンスは複合

スポーツでは最大のパフォーマンス発揮が要求されます。

上肢や下肢を素早く力強く動かすためには、体幹は固定されている必要があります。

このように、スポーツ動作中において体幹を固定する力がスタビリティ能力です。

スタビリティは全身ではなく、体の一部で求められることも多くあります。

スタビリティエクササイズ

デッドバグ スタビリティ

スタビリティエクササイズの名称は「スタビライゼーション」や「アウフバウトレーニング」など多岐にわたります。

名称や手法は異なりますが目的としていることは同じです。

特に体幹部におけるスタビリティ能力は強固なものである必要があります。

脊柱起立筋だけでなく、腹横筋や腹斜筋、腹直筋を動員し、腹圧をコントロールします。

動作中は正しいアライメント(姿勢、骨配列)を維持できる範囲で行います。

範囲は、動作範囲、強度、持続時間のことを示しています。

アクティベーションとして

筋収縮が不十分な段階でスポーツ動作に入ると、スポーツ外傷・障害の原因となります。

スタビリティエクササイズにより複数の筋の出力調整を促し、競技で必要とされる筋力発揮を円滑にすることができます。

体幹の安定性

スタビリティエクササイズは主に体幹部の安定化に用いることが多いです。

適切に腹圧が高まり、体幹筋の共縮が促されると体幹部が安定します。

これにより、体幹部のスポーツ外傷・障害の予防はもちろん、体幹部を軸としたダイナミックな四肢(上肢・下肢)の動きを生み出すことができ、パフォーマンスの向上にも役立ちます。

プレパレーションとして

プレパレーションは、スポーツやトレーニングのメインプログラム(本運動)に入る前の準備段階として行う「準備運動」の一部です。

スタビリティエクササイズはプレパレーションには欠かせないエクササイズです。

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