3冊増える?アスレティックトレーナー専門基礎科目テキスト|JSPO-AT理論試験対策にも必要?

アスレティックトレーナー専門基礎科目テキスト3冊増えた? JSPO-AT 資格のこと
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新カリキュラム対応のテキストは6巻までじゃなかったの?

以前の記事で、2022年新カリキュラム対応のテキスト6冊について紹介しました。

今回、新たに文光堂から3冊出版されるようです。

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JSPO-AT専門科目テキストは全6巻のはず

日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの2022年新カリキュラム対応のテキストは全6巻です。

現行カリキュラムのテキストが全9巻と比較して3冊減ったことは、以前の記事でも紹介しました。

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シラバス・テキスト対比表

2022年新カリキュラムのシラバスでは表のように、7~9の3科目はテキストがなく、参考書籍が示されたのみの状態でした。

No.科目名専門科目テキスト共通科目リファレンスブック各種参考資料
1JSPO-ATの役割1巻
2安全・健康管理およびスポーツ外傷・障害の予防2巻
3コンディショニング3巻
4リコンディショニング4巻
5救急対応5巻
6検査測定と評価6巻
7人体の解剖と機能4冊
8スポーツ科学4冊
9スポーツ医学5冊
10現場実習
※参考 JSPO-ATシラバス2022年10月現在

7~9の3科目については、それぞれ4~5冊の参考書籍を用いて授業を行うことになっていました。

参考書籍の詳細は下記リンク先をご覧ください。

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専門基礎科目テキスト3冊の価格

今回は、文光堂よりこの7~9の3科目を補うテキストが出版されるようです。

No.テキスト名定価
(円)
ページ数
(頁)
1運動器の機能と構造4,400256
2スポーツ科学概論4,400268
3スポーツ医学概論4,840316
※参考 文光堂ホームページ

なお、この3冊についてはAmazon.co.jpでも購入可能です。

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この3冊については、現時点でJSPO-ATのホームページ等に詳細の記載はありません。

しかし、執筆者はJSPO指導者育成委員会アスレティックトレーナー部会や教育制度検討委員会にも名を連ねる先生方です。

そのため、今後は(準)公式テキストとなる可能性があります。

なぜ7巻・8巻・9巻にならない?

今回の出版に際し、多数の疑問が生じます。

  • なぜ「専門科目テキスト」ではなく「専門基礎科目テキスト」として出版されるのか
  • なぜ7巻・8巻・9巻にならないのか
  • なぜ「日本スポーツ協会」からではなく「文光堂」から出版されるのか
  • なぜ他のテキストとタイミングが異なるのか

実際に、新カリキュラム移行に備え、3科目の13冊の書籍を購入し揃えてしまったという免除適応コース承認校もあるようです。

現状、何の情報もありませんのでいろいろと詮索してしまいますが…。

大人の事情」というのが本サイトが至った結論です。

運動器の機能と構造

現行テキストの「第2巻 運動器の解剖と機能」は130ページ、このテキストは256ページです。

比較すると2倍近くに増えています

運動器の機能と構造
第1章 総論
 ①スポーツ動作と運動の仕組みーATがもつべき視点ー
 ②ATが有するべき機能と構造に関する知識
第2章 頭頚部・体幹の機能と構造
 ①頭頚部・体幹の関与が大きいスポーツ動作
  1 総論
  2 スポーツ動作の仕組み
 ②頭頚部
  1 運動学の要点
  2 運動に関与する組織
  3 筋の走行と機能
  4 主要なランドマークとその確認
 ③体幹(胸腰椎,胸郭,骨盤)
  1 運動学の要点
  2 運動に関与する組織
  3 筋の走行と機能
  4 主要なランドマークとその確認
第3章 上肢の機能と構造
 ①上肢の関与が大きいスポーツ動作
  1 総論
  2 スポーツ動作の仕組み
 ②肩甲帯・肩関節・上腕部
  1 運動学の要点
  2 運動に関与する組織
  3 筋の走行と機能
  4 主要なランドマークとその確認
 ③肘関節・前腕部
  1 運動学の要点
  2 運動に関与する組織
  3 筋の走行と機能
  4 主要なランドマークとその確認
 ④手関節・手手関節・手
  1 運動学の要点
  2 運動に関与する組織
  3 筋の走行と機能
  4 主要なランドマークとその確認
第4章 下肢の機能と構造
 ①下肢の関与が大きいスポーツ動作
  1 総論
  2 スポーツ動作の仕組み
 ②骨盤帯・股関節・大腿部
  1 運動学の要点
  2 運動に関与する組織
  3 筋の走行と機能
  4 主要なランドマークとその確認
 ③膝関節
  1 運動学の要点
  2 運動に関与する組織
  3 筋の走行と機能
  4 主要なランドマークとその確認
 ④下腿部・足関節・足部
  1 運動学の要点
  2 運動に関与する組織
  3 筋の走行と機能
  4 主要なランドマークとその確認
第5章 上肢の機能と構造
 ①上肢の関与が大きいスポーツ動作
  1 総論
  2 スポーツ動作の仕組み
 ②肩甲帯・肩関節・上腕部
  1 運動学の要点
  2 運動に関与する組織
  3 筋の走行と機能
  4 主要なランドマークとその確認
 ③肘関節・前腕部
  1 運動学の要点
  2 運動に関与する組織
  3 筋の走行と機能
  4 主要なランドマークとその確認
 ④手関節・手手関節・手
  1 運動学の要点
  2 運動に関与する組織
  3 筋の走行と機能
  4 主要なランドマークとその確認
  • 現行テキストでは、他のテキストに委ねれらていた局所の体表解剖(ランドマークや触診方法)や、スポーツ動作などが掲載されている様子です。
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スポーツ科学概論

現行カリキュラムのスポーツ科学は、運動生理学、バイオメカニクス、トレーニング科学、スポーツ心理学の4つの分野に分かれていました。

それぞれ参考書籍を5冊、4冊、2冊、3冊と揃えなければなりませんでした。

新カリキュラムのスポーツ科学では参考書籍が5冊になりました。

JSPO-AT受験生にとって、1冊に集約された形での268ページは救われるかもしれません。

スポーツ科学概論
第1章 運動生理学
 ①筋生理
 ②神経生理
 ③代謝
 ④呼吸・循環
 ⑤内分泌
第2章 バイオメカニクス
 ①身体の力学的特性
 ②運動と力
 ③運動と力のモーメント
 ④流体力(空気,水)
 ⑤よい動きのバイオメカニクス的原則
 ⑥インパクトと身体負荷
 ⑦スポーツ動作の分析
  1 歩・走動作
  2 跳動作
  3 投動作
  4 打動作
  5 方向転換動作
  6 あたり動作
  7 滑走動作
  8 泳動作
第3章 コンディショニング科学
(体力・運動能力向上と外傷・障害予防に必要なスポーツ科学の応用的知識)
 ①トレーニング&コンディショニングの基礎
 ②トレーニング各論
  1 筋力・筋パワー
  2 柔軟性
  3 持久力
  4 スプリント(スピード)
  5 アジリティ
 ③運動制御・運動学習
 ④発育発達
 ⑤加齢学
 ⑥女性(性差)
 ⑦時間生物学
 ⑧環境による生理学的変化
  1 暑熱
  2 寒冷
  3 高地
第4章 スポーツ科学の知識を用いたアスリート支援の実践例
 ①健康管理への具体的実践例
  1 身体組成評価と調整(減量・増量など)
  2 リカバリー(軽運動・浸水介入)
  3 体力測定の立案とフィードバック
  4 スポーツ外傷・障害予防
 ②競技種目別の具体的実践例
  1 競技特性の分析
  2 サッカー
  3 柔道
  4 テニス
  5 野球

現行カリキュラムでスポーツ科学に入っていたスポーツ心理学の領域はなくなりました。

また、トレーニング科学は「コンディショニング科学」に置き換わっているようです。

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スポーツ医学概論

316ページです。

内容は現行テキストの「第4巻 健康管理とスポーツ医学」と同じです。

「第4巻 健康管理とスポーツ医学」は130ページでしたので、なんと約2.5倍にボリュームアップしました。

胸やけがしますね。(消化器系疾患を熟読しましょう…)

スポーツ医学概論
第1章 総論
 ①アスリートサポートするスタッフのためのスポーツ医学概論
  1 スポーツと医学
  2 スポーツ医学総論
  3 スポーツ医学総論
 ②医学的診断プロセスの実際
  1 診断プロセス概論
  2 整形外科的診断プロセス
  3 内科的診断プロセス
  4 脳神経外科的診断プロセス
  5 救急医学的診断プロセス
第2章 スポーツ外傷・障害と疾病メカニズムからみた病態特性
 ①整形外科的病態
 ②脳神経外科的病態
 ③内科的病態
  1 運動禁忌の病態
  2 日本臨床スポーツ医学学術委員会内科部会勧告の解説も含めて
 ④不活動に伴う生体反応と病態
  1 運動器
  2 呼吸循環器
スポーツ医学概論
第1章 総論
 ①アスリートサポートするスタッフのためのスポーツ医学概論
  1 スポーツと医学
  2 スポーツ医学総論
  3 スポーツ医学総論
 ②医学的診断プロセスの実際
  1 診断プロセス概論
  2 整形外科的診断プロセス
  3 内科的診断プロセス
  4 脳神経外科的診断プロセス
  5 救急医学的診断プロセス
第2章 スポーツ外傷・障害と疾病メカニズムからみた病態特性
 ①整形外科的病態
 ②脳神経外科的病態
 ③内科的病態
  1 運動禁忌の病態
  2 日本臨床スポーツ医学学術委員会内科部会勧告の解説も含めて
 ④不活動に伴う生体反応と病態
  1 運動器
  2 呼吸循環器

第4章 トレーニング各論
 1.基本動作・専門動作の習得(運動連鎖の考え方)
 2.トレーニング各論
第5章 コンディショニングに関するそのほかの情報
 1.外的環境への対策
 2.女性アスリートの特性
 3.成長期の特性
 4.高齢者の特性
 5.障がい者
 6.減量,増量
 7.ICTおよび各種テクノロジーを活用したコンディショニング事例
第4章 代表的なアスリートにみられる内科的疾患
 ①アスリートにみられる内臓器官などの疾患
  1 循環器系疾患
   1)突然死(スポーツ心臓の説明含む)
   2)不整脈
   3)心臓震とう
  2 呼吸器系疾患
   1)高山病,高地肺水腫
   2)上気道感染症
   3)気管支喘息
   4)気胸
  3 消化器系疾患
   1)腹痛
   2)下痢
   3)消化管出血
   4)急性胃腸炎
  4 血液疾患
   1)貧血
  5 腎・泌尿器系疾患
   1)運動性血色素尿
   2)横紋筋融解症
   3)急性腎不全
   4)運動性蛋白尿
  6 代謝性疾患
   1)肥満症,脂質代謝異常,メタボリックシンドローム
   2)糖尿病
   3)高尿酸血症・痛風
  7 皮膚疾患
   1)日焼け
   2)たこ・うおのめ
   3)まめ・靴擦れ
   4)虫刺症
  8 アレルギー
   1)運動誘発アナフィラキシー
   2)花粉症・アレルギー鼻炎
   3)蕁麻疹
 ②感染症に対する対応策
  1 呼吸器感染症
   1)上気道炎・風邪症候群
   2)インフルエンザ
   3)新型コロナウイルス
  2 血液感染症
   1)ウイルス性肝炎
   2)エイズ
  3 皮膚感染症
   1)細菌感染症
   2)ウイルス感染症
   3)真菌感染症
   4)寄生虫感染症
  4 眼感染症
   1)ウイルス性結膜炎
   2)麦粒腫
  5 海外遠征時に注意すべき感染症・旅行者血栓症
 ③ アスリートにみられる病的現象など
  1 オーバートレーニング症候群
  2 RED-S
  3 睡眠障害
  4 過換気症候群
 ④ 特殊環境のスポーツ医学
  1 暑熱環境(熱中症)
  2 低温環境
第5章 スポーツ外傷・障害と疾病の理解や治療に影響を与える要因
 ①医学的診断に与える女性の特性
 ②医学的診断に与える成長期の特性
 ③医学的診断に与える高齢者の特性
 ④医学的診断に与える障がい者の特性
 ⑤ドーピングコントロール
第6章 医療資格者との連携
 ①Prehospital Care
 ②Hospital Care
 ③Return to Sports
 ④障害者スポーツ

スポーツ医学は内科の領域です。

新テキストは「内科がなくなった!」と油断したら、まさかの分厚い本がやってきました。

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スポーツ科学は買いか?

前述の通り、現行カリキュラムでは13冊も揃えなければならなかったスポーツ科学が、1冊268ページに集約されました。

現行カリキュラムの理論試験がここから出題されるかの詳細は不明ですが、現行カリキュラム受験生にとっても救いの一手になるかもしれません。

新カリキュラム受験生には必須?

新カリキュラム受講生の皆さんにとっては、理論試験対策に必要となるテキストになるかもしれません。

しかし、上記の通り、理論試験がこの3冊のテキストから出題されるかの詳細は今のところ不明です。

情報が入り次第、記事にしていきたいと思います。

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