バットウインク(Butt Wink)とは?
バットウインク(Butt Wink)とは、スクワットの下降中のボトムポジションの近くで骨盤が後傾し、殿部が急に下がることです。
スクワットで代表的なエラー動作です。
「Butt」は「Buttock」と同義語で「お尻」のこと、「Wink」は「まばたき」のことです。
スクワットの際にお尻が下がる様子を、まばたきに見立ててこのような呼び方をしていると考えられます。
ヒップヒンジが上手に使えず、腰痛や膝痛の原因になります。
なぜバットウインクが出るのか
バットウインクが出る主な問題点としては下記の2点が考えられます。
モビリティ(可動性)とスタビリティ(固定性)については、パフォーマンスピラミッドで表すと下から2層目になります。
これが低下してしまうと、3層目のパフォーマンスを向上させるはずのレジスタンストレーニング実施に支障をきたします。
股関節のモビリティ低下
股関節モビリティの低下は「股関節屈曲制限」があることが考えられます。
股関節の屈曲制限は、股関節前面で生じるインピンジメント(詰まり・衝突)か、股関節後方で生じる筋タイトネス低下が原因であることがほとんどです。
筋タイトネスの低下については、筋タイトネスの関連記事をご覧ください。
体幹のスタビリティ低下
体幹のスタビリティ低下は「腹圧低下」が原因であることが考えられます。
特に重量を持つスクワットでは、脊柱起立筋の筋力や腹圧を高めるための筋力があれば、体幹を固定することができます。
ブレイシングやドローインなどの腹式呼吸で腹圧を高めることにより、これらの問題が解決します。
腹式呼吸と腹圧については下記リンク先を参考にしてください。
ヒップロッキングがおすすめ
これらの2つの問題を1つのエクササイズで解消する方法があります。
それが「ヒップロッキング」です。
ヒップロッキングは「モビリティエクササイズ」の一つで、股関節のモビリティと体幹のスタビリティを高めるのに役立つエクササイズです。
詳細は下記リンク先をご覧ください。
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