アジリティ能力とは
アジリティ能力は、様々なスポーツの場面で使われます。
相手やボールの動きに対して素早く反応し、迅速に、円滑に、効率的に、プレーを行うことを可能にする能力です。
方向転換はCOD(Change of Direction)とも言われています。
その一部は、アスレティックリハビリテーションにも応用されています。
心肺持久力や全身持久力などと呼ばれる有酸素能力を高めるトレーニングはこちら
人数
基本的に4人で行うトレーニングです。
数か所に分ければ、数十人の大人数でも同時に行うことができます。
十分にウォームアップを行ってから実施しましょう。
使用する道具
・ケンケンパリング 5個(コーン、マーカー、フラフープ、ラインで円を描いても良い)
・ホイッスル
準備
ケンケンパリングやコーンを図のように配置させます。
ボールを中央のケンケンパリング内に7つ置きます。
参加者4名は自陣からスタートします。
スタート
ホイッスル等のスタートの合図で、中央のボールを取りに行きます。
ボールは1個しか持つことができないため、1個ずつ自陣に集めていきます。
ボールを自陣に置く際には放り投げてはいけません。
自陣のケンケンパリング内から外れたボールはカウントされません。
進行1
自陣にボールを置いたら、素早く次のボールを取りに行きます。
進行2
中央のボールが無くなった後は、他者の陣地からボールを取りに行き、自陣に運びます。
この際もボールは1個しか持つことができません。
陣地から出ているボールも回収可能です。
勝敗
自陣に最初に3個集めた人が勝者です。勝者が決まった時点で終了です。
勝負のカギ
左右、対角にいる他者の陣地を常に確認し、他者が3個集める前に、自陣に3個集めます。
そのため、他者の陣地でボールが2個揃っているところを瞬時に見つけ、ボールを取りに行きます。
また、正方形の場合、対角線の陣地は一番遠くなるため、原則は左右の陣地を狙うと良いでしょう。
バリエーション
4人以上いる場合は、チーム戦として行ってもよいでしょう。
走者でない者がコーチ役に徹し、次にボールを取りに行く陣地がどれかを指示するという方法もあります。
また、前走者がボールを置いたら次走者がスタートをする、リレー形式もあります。
その他の要素
いろいろな要素が考えられますが、下記を変化させると、問題点を解決したりターゲットを絞ることができます。
要素 | ターゲット |
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ボールを8個にする | 勝負が拮抗していて決着がつかない 決着を早くつけたい |
距離を長くする | 有酸素能力(心肺機能)を高めたい アジリティ能力よりもスプリント能力を高めたい |
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