トレーニング基本の「き」 デッドリフトでは肩甲骨を寄せろ!ショルダーパッキングでバーが自然と体の近くを通る デッドリフトをしている際にコーチが「バーを体の近くに引け」、「バーがももの前を擦るように」と指導しているのを耳にしますが、これは大きな間違いです。正しくは「すべての局面で肩甲骨を寄せて引き下げた状態を維持しろ」です。ショルダーパッキングが抜けるとバーが体から離れますが、ショルダーパッキングを維持しておくことで、自然とバーが体の近くを通るのです。 2024.03.05 トレーニング基本の「き」
トレーニング基本の「き」 ショルダーパッキングって何?トレーニング中上級者に必須の肩甲骨内転・下制ポジション トレーニングに用いられるショルダーパッキング(Shoulder Packing)は、トレーニング動作中において肩甲骨を内転・下制位に保つ方法です。肩(肩峰)を下げ、できるだけ耳から遠ざけ、首を長くするイメージです。胸を張った姿勢で肩甲骨を内側に寄せ、引き下げます。この背中に肩甲骨を詰める動作をパッキングと表現しています。 2024.03.04 トレーニング基本の「き」
トレーニング基本の「き」 スクワットで腰が痛い?呼吸と腹圧でフォームを見直そう 高重量のスクワットではバルサルバ法を使って腹圧を高めた状態で行うことが鉄則です。腹圧を高められない場合、スクワットフォームや姿勢に影響が出て、腰痛の原因になります。もちろん、自体重や軽重量であっても腹圧を高めておく必要があります。スクワットで腰が痛くなるという方は、呼吸法や姿勢、フォームを見直してみてください。 2024.03.03 トレーニング基本の「き」
トレーニング基本の「き」 バルサルバ法とは?トレーニング中上級者で必須の呼吸テクニック バルサルバ法とは、息を大きく吸い込んで止め、力強く息を吐き出そうとしながらこらえる方法です。息こらえ、努責、いきみとも言われ、主に高重量のストラクチュラルエクササイズ(脊柱に軸圧がかかるコアエクササイズ)で、腹圧を高める必要のある動作範囲で用いられます。トレーニング中上級者では必須のテクニックとなります。今回はその効果や手順を紹介しています。 2024.03.02 トレーニング基本の「き」
トレーニング基本の「き」 腹式呼吸と腹圧はなぜ大事?ブレイシングとドローイン 腹式呼吸と腹圧は意識して使えることにより腰痛予防に役立ちます。ブレイシングやドローインによって腹圧の強化ができます。腹圧が弱まったり、機能しなかったりすると、姿勢が悪くなり、腰痛の原因になります。筋筋膜性腰痛(非特異性腰痛)や、腰椎分離症、腰椎すべり症、腰椎椎間板ヘルニア、肩凝りや首の凝り、五十肩、骨粗鬆症を合併すると腰椎圧迫骨折などの発症リスクが高まります。 2024.03.01 トレーニング基本の「き」
スポーツ現場 サッカーのヘディングによる頭部への衝撃 Vol.3|用具に基づいた戦略編 IFAB規定の空気圧の下限のボールを使用し、試合ではボール圧力計を使用すべきです。またマウスガードを装着し歯を食いしばってヘディングすることで頚部筋群が収縮することがわかっていますが、マウスガード装着による頭部への衝撃減少のエビデンスは示されていません。ヘッドギアの保護効果については特定のメーカーやモデルに依存しています。 2024.02.29 スポーツ現場論文まとめ
スポーツ現場 サッカーのヘディングによる頭部への衝撃 Vol.2|選手のスキルアップ戦略編 頚部筋力が高いとヘディング中の頭部への衝撃が小さく、頚部筋力トレーニングにより頭部への衝撃を減らすことができることがわかっています。ヘディングは額を使って行うことで頭部への衝撃が少なく、ヘディングをしなくても額の高さでボールをキャッチするなどで代替可能です。頚部の筋力強化をウォームアッププログラムに導入すべきです。 2024.02.28 スポーツ現場論文まとめ
スポーツ現場 サッカーのヘディングによる頭部への衝撃 Vol.1|ゲーム戦略・チーム育成戦略編 ヘディング練習のような短時間で高頻度のヘディングは危険であり、高頻度のヘディングが引退後の認知機能低下につながる可能性があります。特に頚部の筋力が弱い、ジュニア選手、女子選手は特に頭部への衝撃が大きいことがわかっています。ゴールキックをヘディングで受ける際の頭部への衝撃が大きいことやショートコーナーやショートサイドゲーム(SSG)が推奨されることについて紹介しています。 2024.02.27 スポーツ現場論文まとめ
スポーツ現場 【野球】スイングスピードを上げたいなら重いバット、軽いバットの素振りは禁止 打席に入る前のネクストバッターズサークルなどでは、試合用バットと同じかそれに非常に近い重量(±12%以内)のバットを試合と同等の高速で振ることはスイング速度を向上させることが明らかになっています。その際には試合と同等の速度で振ること、通常の可動域で振ることが推奨されています。また、普段の練習での素振りにおいても同様のことが言えます。 2024.02.26 スポーツ現場論文まとめ
スポーツ現場 高校野球のバットスイング速度向上のためにメディシンボールを使うべき理由 高校野球の12週間のトレーニング介入とバットスイング速度の関係を論文を参考に解説しています。筋力トレーニングにメディシンボールエクササイズを加えると、筋力トレーニングのみを行った選手よりもバットスイング速度が大きく向上しました。その理由についても解説しています。 2024.02.25 スポーツ現場論文まとめ