CSCSとは？
CSCS（Certified Strength & Conditioning Specialist）は、「認定ストレングス＆コンディショニング・スペシャリスト」のことを指し、NSCA（National Strength & Conditioning Association）が認定する資格です。
過去の記事でも詳しく紹介していますので、併せてご覧ください。
現行（2029年まで）のCSCS受験条件
現行のCSCS受験条件は下記の通りです。
4年制大学の卒業見込み者、または学位（学士・修士・博士）及び高度専門士の称号を取得している者
つまり、4年制大学や4年制専門学校を卒業していれば、学部・学科に関係なく受験可能です。
学位一覧表
| 学位 | 区分 | 修業年限 |
|---|---|---|
| 学士 | 大学を卒業した者 | 4年 |
| 修士 | 大学院の修士課程（または博士前期課程）を修了した者（修士論文の審査に合格） | 2年 |
| 博士 | 大学院の課程を博士課程（または博士後期課程）修了した者（博士論文の審査に合格） | 3年 |
| 高度専門士 | 専修学校専門課程で要件を満たすと文部科学大臣が認めた者 | 4年 |
３年制専門学校を卒業している方や卒業見込みの方は、最短で学士を取得する方法も記事で紹介していますので参考にしてください。
2030年からの新しいCSCS受験条件
2030年よりCSCSには下記の受験条件が施行予定となっています。
下記サイトも参考にしてみてください。
NSCAが認定するストレングス&コンディショニング関連の教育プログラムを卒業し、学位を取得していること、または同プログラムに在学している大学卒業見込み者
ポチップ
NSCAは、国際的な基準とガイドラインを定めるため、第三者認定機関による教育プログラム認定制度の確立を進めており、従来の認定校制度とは異なる新たな制度になる予定です。
現行との違い
新要件では、「ストレングス＆コンディショニング専門職に対する学術的また経験的要求に関連する分野の学位」でなければならないという意味のようです。
これにより、2030年以降は学士や高度専門士の学位があっても、関連分野以外の学位ではCSCSの受験資格を満たせなくなります。
2030年以降にCSCSを取得するために必要なこと
CSCSの取得を目指すためには、NSCAが認定した教育プログラム提供機関（大学や専門学校）に入学し、卒業するか卒業見込みである必要があります。
NSCAは2022年より認定機関の受付を開始しています。
既存のCSCS資格保有者に対する影響
ホームページには下記の事項ば明記されています。
現在すでにCSCSの資格を有する者、および2029年12月31日までにCSCSの資格を取得する者は、この新しい学位条件によりなんら影響は受けない。
現在資格を保有する方は、引き続きCEUをためて資格更新を行うことで影響を受けることなく継続できます。
まとめ
2029年までのCSCS受験条件では、どの学位分野でも4年制大学卒業や高度専門士があれば受験が可能ですが、2030年以降は「ストレングス＆コンディショニング分野の専門学位」が必須となります。
既存資格保有者への影響はありませんが、将来の取得を考えている方は、認定プログラムの修了が求められます。
新しい要件が施行される前に受験を検討することが重要です。
コメント