大学院修了者しか勝たん?JSPO-AT新カリキュラムで専任教員・講師になるための条件

大学院修了者しか勝たん?JSPO-AT専任教員・講師になるための条件 資格のこと
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日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)は、新カリキュラムに移行することが決まって、テキストも新しくなり、試験内容も変わることは過去の記事でも紹介したね。

変更されることばかりみたいだね。

実は、免除適応コース承認校にとって、もう一つ大きな動きがあったんだ。

それが「JSPO-AT専任教員・講師は大学院修了者」であるこということなんだ。

ふーん。JSPO-ATの教育に関わる人や教員を目指す人って大変なんだね。

そもそも大学院修了者って何者?

では今回は、JSPO-AT専任教員・講師になるための条件について紹介するね。

わーい!

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JSPO-ATとカリキュラム改訂について

日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)については下記の記事で紹介しています。

カリキュラム改訂に関しては、下記リンク先を参考にしてください。

ATカリキュラムの改定について – 日本スポーツ協会ホームページ

伴うテキスト、試験内容、受験資格変更については下記の記事で紹介しています。

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JSPO-AT教育に携わる人物

免除適応コース承認校におけるJSPO-ATの教育には、様々な人物が関わっています。

教育者役割、条件等
専任教員・免除適応コース承認校においてJSPO-ATコースの管理の任に当たる者
・他の専任(常勤)の職を有しない者、ただし大学等の非常勤講師などの兼務は除く
・JSPO-AT現場実習生を36名まで指導できる
科目講師・JSPO-ATカリキュラム科目講師基準を満たす者
・専任教員以外でJSPO-ATの授業を担当することができる
・免除適応コース承認校の非常勤講師など
現場実習指導者・JSPO-ATのうち「現場実習指導者講習会」を修了した者
・JSPO-AT現場実習生を24名まで指導できる
※現場実習指導者講習会の受講条件:JSPO-AT資格認定・登録後5年以上等
実技確認テスト検定員・JSPOが主催する実技確認テスト検定員講習会を受講し、検定員として認められた者
・実技確認テストの検定員
・免除適応コース承認校より選定される
「現場実習担当者」および「実技確認テスト検定員」は、新カリキュラム改訂に伴い名称や役割、条件が更新になりました
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JSPO-AT専任教員として就任するための条件

新カリキュラムでJSPO-AT専任教員として職に就くためには、下記2つの条件を満たす必要があります。

①令和5年度以降に開催された専任教員養成講習会を修了すること
②大学院(修士もしくは博士課程)を修了していること
 ※修士課程の場合は、満期退学は認めない。

JSPO-AT専任教員を継続するための更新条件

専任教員を継続するためには、保有するJSPO-AT資格を更新する際に、下記条件満たす必要があるようです。

①JSPO-AT資格更新時の単位数を20単位(通常の2倍)とする
②JSPO-AT資格更新時に「教授法」を2単位取得する

上記②「教授法」に該当する講習会を下記に示します。

・専任教員講習会
・現場実習指導者講習会
・実技確認テスト検定員講習会
・専任教員ミーティング
※1講座1単位(予定)

JSPO-AT資格更新時に上記条件を満たしていない場合、専任教員としての認定を取り消されます

再度認定されるためには専任教員講習会を受講する必要があります。

科目別の講師基準

全体の条件は、大学院(修士もしくは博士課程)を修了していることになります。

科目講師基準
JSPO-ATの役割JSPO-AT有資格者で以下の条件を全て満たす者
・JSPO-ATとして登録・認定後5年を経過している者
・免除適応コース承認校専任教員
大学院修了者
・スポーツ実践者に対する活動実績を有する者
安全・健康管理およびスポーツ外傷・障害の予防JSPO-AT有資格者で以下の条件を全て満たす者
・JSPO-ATとして登録・認定後5年を経過している者
・科目内容について教育実績を有する者
大学院修了者
・スポーツ実践者に対する活動実績を有する者
コンディショニング大学院修了者で以下のいずれかの条件を満たす者
・JSPO-ATとして登録・認定後5年を経過している者
・科目内容について教育実績を有する者(担当出来る時間は全体の1/2を超えない範囲)
リコンディショニング大学院修了者で以下のいずれかの条件を満たす者
・JSPO-ATとして登録・認定後5年を経過している者
・公認スポーツドクター
・科目内容について教育実績を有する者(担当できる時間は全体の1/3を超えない範囲)
救急対応大学院修了者で以下のいずれかの条件を満たす者
・JSPO-ATとして登録・認定後5年を経過している者
・公認スポーツドクター
・科目内容について教育実績を有する者(担当できる時間は全体の1/3を超えない範囲)
*心肺蘇生法の指導者資格を有する者は、心肺蘇生部分を担当することができる
検査・測定と評価大学院修了者で以下のいずれかの条件を満たす者
・JSPO-ATとして登録・認定後5年を経過している者
・科目内容について教育実績を有する者
人体の解剖と機能大学院修了者で以下のいずれかの条件を満たす者
・JSPO-ATとして登録・認定後5年を経過している者
・公認スポーツドクター
・科目内容について教育実績を有する者
スポーツ科学大学院修了者で以下のいずれかの条件を満たす者
・科目内容について教育実績を有する者
・JSPO-ATとして登録・認定後5年を経過している者
スポーツ医学大学院修了者で以下のいずれかの条件を満たす者
・公認スポーツドクター
・JSPO-ATとして登録・認定後8年を経過している者(担当できる時間は全体の1/5を超えない範囲)
大学院修了者とは、「大学院(修士もしくは博士課程)修了者」のことをいいます

修士または博士の学位を持つ者ということ

今回のJSPO-ATの新カリキュラムの講師基準では、大学院(修士課程または博士課程)を修了した者、つまり修士または博士の学位を持っていることが条件となります。

学位区分修了要件修業年限
修士大学院の修士課程(または博士前期課程)を修了した者修士論文の審査に合格2年
博士大学院の博士課程(または博士後期課程)を修了した者博士論文の審査に合格3年
修士の学位を持たない場合、博士の就業年数は5年

学位とは、大学など高等教育機関での教育課程の修了者、大学改革支援・学位授与機構等で学術上の能力または研究業績に基づき授与される称号をいいます。

既存の専任教員には特例がある

では、既存のJSPO-AT専任教員や講師で、大学院を修了していないと授業を受け持てなくなってしまうかというと、そういうわけでもないようです。

現在、専任教員の職に就いている人は、研究・教育に関連する実績、学会参加、書籍執筆等、別途定めている条件をもって大学院修了と代替することが可能となっています。

条件内容(別表の対象学会に限る)
学術集会の招待講演(基調、教育、特別等)またはシンポジスト等で講演した実績がある者。
学術集会において筆頭演者として研究発表(実践報告、症例報告を含む)をした実績がある者。
学会誌に筆頭著者として論文が掲載された実績がある者。
学会誌以外の学会や研究会、あるいは関連分野の雑誌や書籍への執筆実績がある者のうち、JSPOが認めた者。
学術大会へ過去3年間で複数回の参加歴があり、JSPOが認めた者。
※条件①∼④については、2007 年以降の実績に限る。

上記表内の対象学会については別表に示す通りです。

日本アスレティックトレーニング学会
日本体力医学会
日本体育・スポーツ・健康学会
日本バイオメカニクス学会
日本臨床バイオメカニクス学会
日本整形外科スポーツ医学会
日本トレーニング科学会
日本臨床スポーツ医学会
その他、JSPOが認める学会

なお、上記の条件の代替については教育制度検討委員会にて総合的に判断されるようです。

JSPO-ATは科学的根拠に基づいた思考、教育が求められる

新カリキュラムの講師基準に大学院修了を条件とした経緯は、JSPO-AT教育の中で、科学的根拠に基づいた思考、教育を重要としているためのようです。

背景

・スポーツ現場のコンディショニング手法やトレーニング科学は高度化している
・JSPO-ATは科学的根拠に基づいた指導が求められている

上記の背景により、変化し続けるスポーツ医科学に対応できるJSPO-ATを育成していきたいという思いがあるようです。

確かに、JSPO-ATの資格試験が難関である故に試験に合格することを目標にしていて、合格後の継続的なリカレント教育(就業中の学び・学び直し)が不足している部分はあったのかもしれないね。

確かに、新しいテキストの1巻にも、エビデンスに基づいた運営として、学術活動とエビデンス、研究、生涯教育についても触れられているね。

スポーツ現場での活動も重視されつつ、常に情報をアップデートし続ける能力も求められているということだね。

資格のこと
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