高校野球と投球障害|主力投手の多くが痛みを抱えながら投球を続けている

スポーツ現場
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野球ってやっぱり肩や肘の痛みを抱えている選手が多いの?

高校野球でも投球制限が導入されたね。

投球や送球によって肩や肘の痛みを抱えている選手は多いよ。

過去の調査研究をみると、痛みを抱えながら練習している選手も多いみたい。

今回は高校野球と投球障害について紹介していきます。

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ほとんどの投手が肩肘の痛みを抱えている

今回は過去に行われた調査研究を紹介していきます。

下記の内容は今回の記事をまとめた内容です。

高校野球のケガの傾向

・主力投手の8割がケガを経験している
・公式戦登板投手の2~5割が痛みを感じながら投球している
・8割の選手が練習中・後に痛みを抱えている
・半数以上の選手に肩痛の経験がある

それでは詳しくみていきましょう。

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大会出場主力投手の半数に外傷・障害がある

2003年に鹿児島県高校野球の秋季大会主力投手67名を対象に行われた調査では、外傷・障害があると回答した投手は50.7%もいました。

また、現在外傷・障害はないが、「過去にあった」投手は28.3%でした。

実に、79%の投手が外傷・障害の経験があることになります。

部位別では肘が40%、肩が29.1%と半数以上が肘に痛みを生じていました。

用語解説

スポーツ外傷:1回の突発的な外力(衝突やねじれなど)で生じたケガ
スポーツ障害:繰り返しの微細な外力や動作で生じたケガ

高校野球選手に対するメディカルチェックの検討 —障害に関するアンケート調査の結果から—

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2割の大会出場投手に投球時痛がある

2013~2015年に群馬県高校野球の夏季大会出場(登板)投手、延べ162名を対象に行われた調査では、投球時痛があると答えた投手は19.1%いました。

部位別では肘が61.3%、肩が16.1%と投球障害肘・肩がほとんどの結果でした。

162名の投球数は81.7±42.2球でした。

群馬県高校野球メディカルサポートにおける投球時痛の有無とその関連因子の検討

8割の選手が練習中・後に痛みがある

2003年に宮崎県高校野球の夏季大会出場チームのうち37校、711名の選手を対象に行われた調査では、76.2%が「練習中、練習後に痛みを感じることがある」と答えました。

そのうち、練習中、練習後に痛みを感じることが「よくある」と答えた選手は16%でした。

また、ポジション別/部位別では、投手および内野手では肘→肩→腰の順に多い回答、捕手および外野手では肩→肘→腰の順に多い回答でした。

ポジション別に発生部位が異なりましたが、それほど大きな差はありませんでした。

宮崎県高校野球選手に対する傷害調査

半数以上の選手に肩痛の経験

2014年、長崎県で高校野球の27校、673名の選手を対象に行われた調査では、54.1%の選手が肩痛の経験があると回答しています。

また、アンケート調査時にも4人に1人にあたる24.5%の選手が「肩痛がある」と回答していました。

高校野球選手における肩障害の存在率と予防策の実施状況:アンケート調査

ユース選手の8割がケガを隠してプレーを続ける

海外の他競技のユース選手を対象とした調査研究では、87%が「ケガを隠してプレーを続けた」経験があると回答しています。

日本の高校野球にも潜在的に痛みやケガを隠してプレーを続ける選手がいるでしょう。

この研究については下記の記事を参考にしてください。

ケガを隠してプレーを続けた経験

ストレッチではケガを予防できない

ストレッチはケガの予防効果はほとんどなく、筋力トレーニングが最もケガのリスクを減らす効果がああるという研究結果があります。

この研究については下記の記事を参考にしてください。

痛みを抱えながらプレーを続ける選手が多いんだね。

公式戦での投球制限が新しいルールとして適用されたんだ。

1週間に500球に達した打者までとされているんだよ。

でも、このデータだと練習中や練習後に痛みを感じている選手が多いよね。

投手の全力投球数については普段の練習からも考える必要があるね。

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