今回はJSPO-AT資格更新に必要な10単位について紹介しています。
なお、2025年度より導入される予定のようです。
前回の記事「JSPO-AT資格の更新研修は単位制になる⁉」
前回の記事はこちらで紹介しています。
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーとは
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)ってどんな資格?どうやって取得できる?という方は下記の関連記事をご覧ください。
2022年度より養成コースで新カリキュラムが開始になりました。
大学や専門学校などの免除適応コース承認校も2023年度より移行が開始され、2027年度までにはすべての学校が新カリキュラムになります。
新カリキュラムについては下記の記事をご覧ください。
JSPO-AT資格有効期限は4年間
JSPO-ATの資格有効期限は4年間です。
資格を更新するには、有効期限の6か月前までに更新研修を受ける必要があります。
更新研修とは、資格更新ために受講する必要のある研修のことです。
アスレティックトレーナー資格の更新研修について – 日本スポーツ協会ホームページ
資格更新には10単位が必要になる
更新単位にはA~Fまでのカテゴリーがあり、合計10単位が必要になります。
それでは、それぞれのカテゴリーを詳しくみていきましょう。
カテゴリーA
「学術団体主催の学会等への参加」については、下記リンク先の「A.1回の参加で資格更新の要件を満たす研修」が該当する見込みです。
アスレティックトレーナー資格の更新研修について – 日本スポーツ協会ホームページ
1大会が2日間にわたり開催される学会が多く、両日参加しても2単位しか取得できないことになります。
カテゴリーB
学術・研究活動においては、アスレティックトレーニング学関連領域での執筆、学会発表講演に限るとされています。
カテゴリーAの1項目目の学術団体であれば問題なさそうです。
カテゴリーC
スポーツ現場での教育は「現場実習指導者」として、JSPO-AT現場実習生の現場実習を指導した時間が年間50時間で1単位ということになります。
カテゴリーD
ほとんどがアメリカを中心とした海外で行われる学術集会です。
数年に1度、日本国内でも開催されていますので、そちらに参加するのも良いと思います。
カテゴリーE
日頃からスポーツ現場で活動されているトレーナーは、上限3単位を取得できます。
カテゴリーF
このカテゴリーは免除適応コース承認校専任教員のみが取得可能な単位です。
専任教員の資格更新のためには20単位必要
免除適応コース承認校専任教員は専任教員としての資格更新のために20単位が必要となるようです。
ただし、カテゴリーCの教育活動が最大6単位取得可能で、学校業務の一環としてカテゴリーFの教授法の単位を加算できるため、負担としてはそれほど大きいものではないと感じます。
資格更新時に必要なBLS資格
JSPO-ATはスポーツ現場で一次救命処置(BLS:Basic Life Support)を必要とする場面に遭遇する可能性は高いため、心肺蘇生法やAED(自動体外式除細動器)に関する講習を継続的に受講して緊急時に必要な最新の正しい救命処置の知識・技術を身に着けておく必要があります。
そのため、更新研修会参加時には下記のBLS資格認定団体が発行する認定証(修了証)の提示が求められます。
現在はこの認定証がない状態で更新研修を受講しても、更新の要件を満たせないため注意が必要です。
単位制になった場合の認定証(修了証)の提示が求められるタイミングはわかっていません。
また導入時期など、詳しい情報がわかり次第、記事にしていきます。
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