新JSPO-AT専門科目テキストの目次を覗いてみよう

日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)2022年度に新カリキュラム新テキスト 資格のこと
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新カリキュラム対応のしいテキストができたらしいね。

わーい!

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価格とページ数

テキストの内容については、下記のリンク先を参考にしています。

公認アスレティックトレーナー関連テキストのご案内

価格(全6巻合計)は、紙版で23,320円、電子版(PDF)で18,700円となっています。

テキスト名紙版
(円)
電子版
(円)
第1巻アスレティックトレーナーの役割3,8503,080213
第2巻安全・健康管理およびスポーツ外傷・障害4,4003,520370
第3巻コンディショニング3,8503,080217
第4巻リコンディショニング4,4003,520310
第5巻救急対応3,8503,080261
第6巻検査・測定と評価2,9702,420120

日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの資格制度については、下記をご覧ください。

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2024年3月に3冊追加

2024年3月に文光堂より、下記3冊が追加されました。

  1. 運動器の機能と構造
  2. スポーツ科学概論
  3. スポーツ医学概論

詳細は下記リンク先をご覧ください。

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第1巻 アスレティックトレーナーの役割

213ページです。旧テキストの170ページと比較して増えています。

第1巻 アスレティックトレーナーの役割
第1章 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)とは
 1.日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)とは
 2.JSPO-ATの資格制度
 3.JSPO-ATの教育
 4.JSPO-ATの歴史
 5.海外のATおよび関連資格
第2章 JSPO-ATのコンピテンシーに応じた業務と運営
 1.安全・健康管理およびスポーツ外傷・障害の予防
 2.コンディショニング
 3.リコンディショニング
 4.救急対応
第3章 JSPO-ATの活動と倫理および運営管理
 1.スポーツ指導者としてのATの倫理と責任
 2.アスレティックトレーナーの法的諸問題
 3.リスクマネジメント
 4.JSPO=ATの活動環境
 5.アスレティックトレーナーの新たな領域
第4章 JSPO-ATの安全と健康管理,セルフマネージメント
 1.健康管理
 2.スポーツ現場で留意すべき感染症概論
 3.メンタルヘルス
第5章スポーツ医・科学チームとスタッフ
 1.スポーツ医・科学チームとスタッフ,チーム連携と役割
 2.JSPO公認スポーツドクター
 3.JSPO公認スポーツデンティスト
 4.JSPO公認スポーツ栄養士
 5.JSPO公認スポーツ指導者資格
 6.JADA公認スポーツファーマシスト
第6章 エビデンスに基づいた運営(EBP)
 1.エビデンスを基盤とした運営
 2.学術活動とエビデンス
 3.研究事例解釈
 4.JSPO-ATと研究
 5.JSPO-ATの生涯教育
 6.学会との連携

学術活動や研究などの内容に厚みが増しています。新カリキュラムがリカレント教育を掲げている影響でしょうか。

第2巻 安全・健康管理およびスポーツ外傷・障害

370ページです。テキスト名が変更されているため旧テキストとの比較はできませんが、最も厚みのあるテキストとなりました。

第2巻 安全・健康管理およびスポーツ外傷・障害
第1章 スポーツ現場における安全・健康管理およびスポーツ外傷・障害の予防の概念
 1.スポーツ現場における安全・健康管理およびスポーツ外傷・障害の予防の概念
第2章 スポーツ現場におけるスポーツ外傷・障害・事故・疾病の実態
 1.スポーツ現場におけるスポーツ外傷・障害・事故・疾病の実態
第3章 各種要因が安全・健康管理に及ぼす影響
 1.各種要因が安全・健康管理に及ぼす影響
第4章 安全・健康管理およびスポーツ外傷・障害予防におけるJSPO-AT の役割
 1.安全・健康管理およびスポーツ外傷・障害予防に関連する組織体制
 2.安全・健康管理およびスポーツ外傷・障害予防を実施するにあたり把握すべき主な情報:対象者に関する理解
 3.安全・健康管理およびスポーツ外傷・障害予防を実施するにあたり把握すべき主な情報:環境に関する理解
 4.安全・健康管理およびスポーツ外傷・障害予防を実施するにあたり把握すべき主な情報:競技・種目特性の理解
 5.重大事故発生に備えた対応
第5章 健康管理
 1.健康管理
第6章スポーツ外傷・障害の予防
 1.スポーツ外傷・障害予防の考え方
 2.スポーツ外傷・障害の疫学調査と事例
 3.スポーツ外傷・障害の発症要因
 4.スポーツ外傷・障害予防プログラムの立案と介入
 5.科学的根拠に基づいたスポーツ外傷・障害予防プログラムの実際
 6.スポーツ外傷・障害に対する予防的手段
 7.再発予防を踏まえたスポーツ活動への復帰の考え方
第7章 安全・健康管理およびスポーツ外傷・障害予防のための各種評価と情報の活用
 1.安全・健康管理およびスポーツ外傷・障害予防に関するデータの理解と活用
 2.メディカルチェックデータの理解と活用
 3.フィジカルチェックデータの理解と活用
第8章 安全・健康管理およびスポーツ外傷・障害へ影響を及ぼしうる各種要因への対応
 1.性別
 2.年齢・特性
 3.感染症
 4.環境
 5.用具・防具,設備
 6.競技・種目特性
 7.予防・再発予防としての動作の見方

旧テキストの「スポーツ外傷・障害の基礎知識」はスポーツ外傷・障害そのものを取り扱っていましたが、新テキストではそれらの予防策、安全管理、健康管理に重点が置かれている印象です。

第3巻 コンディショニング

217ページです。旧テキストの「予防とコンディショニング」の予防の要素は第2巻へ、テーピングの要素は第4巻に移りました。

第3巻 コンディショニング
第1章 JSPO-ATの役割としてのコンディショニング
 1.JSPO-ATの役割としてのコンディショニング
第2章 コンディショニングのプログラムデザイン
 1.コンディショニングにおける基礎知識
 2.コンディショニングプログラム
 3.トレーニング負荷のモニタリング
 4.ウォームアップとリカバリー
第3章 競技特性の分析
 1.競技特性の運動生理学的,バイオメカニクス的分析
 2.競技特性分析の例
 3.分析した結果の活用
第4章 トレーニング各論
 1.基本動作・専門動作の習得(運動連鎖の考え方)
 2.トレーニング各論
第5章 コンディショニングに関するそのほかの情報
 1.外的環境への対策
 2.女性アスリートの特性
 3.成長期の特性
 4.高齢者の特性
 5.障がい者
 6.減量,増量
 7.ICTおよび各種テクノロジーを活用したコンディショニング事例

第4章 2トレーニング各論が73~153ページとかなりの割合を占めています。

第4巻 リコンディショニング

310ページです。旧テキストの355ページと比較するとややページ数が減っています。

第4巻 リコンディショニング
第1章 リコンディショニング総論
 1.リコンディショニングの概要
 2.リコンディショニングの過程と内容
第2章 リコンディショニングで用いる代表的な手法
 1.エクササイズ
 2.テーピング,インソール,ブレース
 3.物理刺激によるアプローチ
 4.徒手的アプローチ
第3章 リコンディショニングにおける評価とプログラミング
 1.リコンディショニングにおける評価結果の用い方
 2.プログラミングの実際
第4章 リコンディショニングに必要な組織修復,治癒過程の知識
 1.リコンディショニングに必要な組織修復,治癒過程の知識
第5章 機能的,身体的な状態に応じたリコンディショニング
   コンディション不良に関係する各種問題への評価と対応
 1.筋力
 2.関節可動性・柔軟性
 3.バランス機能
 4.全身持久力
 5.姿勢,アライメント
 6.体重管理
 7.スポーツ動作
第6章 部位ごとの状態に応じたリコンディショニング
   スポーツ外傷・障害後などにみられる機能的問題への評価と対応
 1.頭頚部
 2.胸部
 3.腰部
 4.肩
 5.肘・前腕
 6.手関節・手
 7.骨盤帯・股関節
 8.大腿部
 9.膝関節
 10.下腿部
 11.足関節・足部
 12.パラスポーツのプレーヤーへの対応
第7章 スポーツ動作の問題に対するリコンディショニング
 1.走動作
 2.跳動作
 3.方向転換
 4.投球動作
 5.打撃動作
 6.泳動作
 7.あたり動作
 8.滑走動作

コンディション不良に対するアプローチ方法や、スポーツ動作そのものに対するアプローチの方法などが増えました。

第5巻 救急対応

こちらは261ページとページ数を大幅に増やしています。

第5巻 救急対応
第1章 スポーツ現場と救急処置
 1.スポーツ現場における救急対応の実際
 2.救急対応と JSPO-AT
第2章 救急対応の考え方
 1.救急対応の考え方
第3章 スポーツ現場における救急体制構築の留意点と計画
 1.スポーツ現場における救急体制構築の留意点と計画
第4章 スポーツ現場での外傷・障害の評価とその手順
 1.初期評価
 2.体位管理と保温
 3.搬送法
第5章 外傷時の救急対応
 1.創傷・出血
 2.打撲・捻挫・肉ばなれ
 3.骨折・脱臼
 4.脳震盪
 5.頭部・頚部・脊椎における重傷外傷
 6.特殊な外傷
第6章 内科的疾患に対する救急対応
 1.心停止
 2.熱中症
 3.その他(スポーツでよく見られる内科的疾患)
第7章各競技における救急体制の実際
 1.陸上競技
 2.ラグビー
 3.サッカー
 4.アメリカンフットボール
 5.野球・ソフトボール
 6.バレーボール
 7.バスケットボール
 8.体操
 9.柔道
 10.バドミントン
 11.テニス
 12.ゴルフ
 13.スキー
 14.スケート
 15.アイスホッケー
 16.水泳
 17.ライフセービング
 18.ウエイトトレーニング
 19.障がい者スポーツ

最も競技別に詳細な内容が書かれている印象です。

第6巻 検査・測定と評価

検査・測定と評価は、120ページと以前よりもページ数が減っています。内容もさほど変わらない印象です。

6巻 検査・測定と評価
第1章 JSPO-ATの行う検査・測定・評価とは
 1.JSPO-ATの行う検査・測定・評価とは
第2章 JSPO-ATの行う検査・測定・評価の全体像と掲載箇所のまとめ
第3章 JSPO-ATの行う検査・測定・評価の実際
 1.形態の評価
 2.関節可動性の評価
 3.関節弛緩性,関節動揺性・関節不安定性の評価
 4.筋力の評価
 5.筋パワーの評価
 6.持久力の評価
 7.敏捷性の評価
 8.バランス能力の評価
 9.一般的な体力測定
 10.心理アセスメントの指標

傷害の評価や動作の評価が他のテキストに集約されていますので、こちらは整形外科的メディカルチェックやフィットネスチェックといった内容が中心でしょうか。

全体としては、聞いていた通り学術的な内容になっているよ。最新の研究データも豊富に使われているから、すでに現場で活動しているアスレティックトレーナーの方にもおすすめだよ。

買ってみようかな。

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