鍼治療の効果とWHOが認めた疾患リスト|ドーピングの心配がない自然療法

WHOに認められている鍼灸の効果 東洋医学
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はじめに

2012年のアメリカでの調査によると、成人の6.4%が鍼治療を利用しており、この受療率は日本を上回っています。

鍼灸の効果については世界中で研究が進んでおり、WHO(世界保健機関)でもその有効性が認められています。

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WHO(世界保健機関)とは?

世界保健機関(World Health Organization: WHO)は、「全ての人々が最高の健康水準に達すること」を目的として1948年に設立された国連の専門機関です。

現在、194カ国が加盟しており、日本も1951年に参加しました。

最近では新型コロナウイルスの対応でテドロス事務局長の名前が広く知られるようになりました。

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WHOが認めた鍼灸療法の適応疾患

WHOは、多くの疾患に対して鍼治療の有効性を認めています。

以下はその代表的な疾患リストです。

疾患分類疾患名
神経系疾患神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・神経症
運動器系疾患関節炎・リウマチ・頚肩腕症候群・頚椎捻挫後遺症・五十肩・腱鞘炎・腰痛・外傷(骨折・打撲・捻挫)の後遺症
循環器系疾患心臓神経症・動脈硬化症・高血圧低血圧症・動悸・息切れ
呼吸器系疾患気管支炎・喘息・風邪および予防
消化器系疾患胃腸病(胃炎・消化不良・胃下垂・胃酸過多・下痢・便秘)・胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾
代謝内分泌系疾患バセドウ病・糖尿病・痛風・脚気・貧血
生殖・泌尿器系疾患膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大・ED(勃起不全)
婦人科系疾患更年期障害・乳腺炎・おりものの異常・月経痛・月経不順・冷え性・女性ホルモンの変動に伴う不定愁訴・不妊症
耳鼻咽喉科系疾患中耳炎・耳鳴・難聴・メニエール病・鼻出血・鼻炎・慢性副鼻腔炎(蓄膿症)・咽頭炎・喉頭炎・扁桃炎
眼科系疾患眼精疲労・偽近視(仮性近視)・結膜炎・疲れ目・かすみ目・麦粒腫(ものもらい)
小児科疾患小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)・小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善

鍼灸治療のメリット

鍼灸治療の最大のメリットは、薬を使わずに症状を緩和できることです。

特に、ドーピング規制の厳しいアスリートにとって、薬物を使用しない治療法は貴重な選択肢となります。

例えば、頭痛や腹痛、眼精疲労の症状を鍼治療で和らげることができ、ドーピング検査に引っかかるリスクも回避できます。

鍼治療のエビデンス

鍼の効果については、海外でも研究が進められています。

eJIM – 厚生労働省

Acupuncture: What You Need To Know

ここで紹介されている効果については下記の記事で紹介しています。

頭痛の原因と対策|緊張性頭痛・片頭痛の予防と鍼治療の効果
頭痛は日常生活に大きな影響を及ぼす症状です。この記事では、緊張性頭痛と片頭痛の違いやリスク要因、頭痛改善のための薬や鍼治療の効果を解説します。最新の研究を基に、効果が示されている治療法と予防策を紹介し、適切な対処法を探ります。

変形性関節症に対する鍼治療とマッサージの効果
変形性関節症(OA)の症状や原因、鍼治療やマッサージ療法といった補完療法の効果や安全性について詳しく解説します。膝や手、股関節の痛みを緩和し、関節機能の改善を目指すためのアプローチを紹介。太極拳や気功といった心理的・身体的アプローチも含め、最新の治療法を詳しくお伝えし、OAに悩む方の生活の質向上をサポートします。

変形性関節症に対する鍼治療の効果
変形性膝関節症患者は自覚症状がある人で約1,000万人、潜在的には約3,000万人いるといわれています。1年間で90万人もの人が新たな膝OA患者になっているともいわれています。鍼治療は膝OAの痛みを和らげるとされており、アメリカの整形外科学会でも強く推奨されている治療法の一つです。今回は変形性関節症に対する鍼治療の効果について紹介します。

まとめ

鍼灸治療は、薬物に頼らずに幅広い疾患や症状を緩和できる安全な療法です。

WHOもその効果を認め、多くの疾患に対する適応を推奨しています。

特に、ドーピング検査のリスクがあるアスリートにとって、鍼治療は自然で副作用が少ない治療方法として注目されています。

アメリカでは日本以上に鍼治療が広く利用されており、世界的に研究が進められています。

東洋医学
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