最短でプロ野球チームのトレーナーになる方法

最短でプロ野球チームのトレーナーになる方法 資格のこと
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プロ野球が求めるトレーナー像

プロ野球のトレーナーの多くが「鍼灸マッサージ師」資格や「日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)」資格を保有しています。

この記事では、これらの資格がなぜ重要なのか、またどのような役割を果たしているのかを解説します。

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トレーナー採用の変化:公募が増加

これまで、プロ野球界のトレーナーは特定の治療院から派遣されるケースが多く、コネクションが採用の決定に大きな影響を与えていました。

しかし、近年は球団の公式ホームページでトレーナーが公募されることが増えており、より多くの人材が公平に応募できる機会が増えています。

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プロ野球のトレーナーに求められる資格

トレーナーの募集については、9月下旬頃から11月にかけて球団の公式ホームページで公開されます

これまでに掲載された、トレーナーの募集ページを見てみましょう。

画像はクリックすると拡大表示します。

各球団が公開するトレーナー募集要項によると、応募には「あん摩マッサージ指圧師」「はり師」「きゅう師」といった国家資格(免許)が必須とされています。

また、スポーツ指導に必要なトレーナー系資格やトレーニング指導系の資格も重要視されています。

これらの資格の組み合わせが、プロのスポーツ選手をサポートするうえで必要とされているのです。

プロ野球トレーナーの資格保有状況

プロ野球12球団のトレーナーの保有資格を調査した結果がこちらです。

中京大学体育研究所紀要 Vol.31 2017. プロ野球におけるトレーナー活動の実際より作図

プロ野球12球団に所属するトレーナー114名のうち、86名が鍼灸マッサージ師の資格を保有しています。

1球団に9~10名ほどのトレーナーが在籍し、そのうち7~8名が鍼灸マッサージ師であることがわかります。

ただし、「はり師」「きゅう師」も「鍼灸マッサージ師」に含まれている可能性があるため、実際の資格内容を理解しておくことも重要です。

日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)についてはこちらの記事で紹介しています。

球団が鍼灸マッサージ師を必要とする理由

プロ野球球団には、1軍・2軍・3軍(現在は4軍を持つ球団もあります)という構成があり、選手はスポーツ傷害やコンディション不良などの問題に対処する必要があります。

1軍の選手がケガをした場合、まず登録を外れてリハビリやコンディション調整を行います。

この際、ケガからの回復やリハビリには理学療法士が主に対応し、骨折や捻挫、脱臼などの外傷については柔道整復師がサポートします。

チーム選手層鍼灸マッサージ師理学療法士柔道整復師
1軍中心選手
2軍
3軍
サブ選手
リハビリ選手
調整中選手






柔道整復師は外傷を扱うが、チームドクターがいるプロ球団では、立場が不明瞭になりやすい

一方、ケガをしていない選手や主力選手については、疲労回復やコンディション管理が非常に重要です。

ここで活躍するのが、幅広いケアができる鍼灸マッサージ師です。

選手の疲労を回復し、ベストな状態を維持するための施術やケアは、トレーナーの重要な役割です。

球団が求める「マルチプレイヤー」の人材

球団が多くの専門家を揃える選択肢もありますが、資金面や人材の連携を考えると、少数でマルチに対応できる優秀な人材が求められています。

鍼灸マッサージ師のような多様なスキルを持つトレーナーは、球団にとって重宝される存在です。

まとめ

プロ野球におけるトレーナーは、選手のパフォーマンスを最大限に引き出す重要な役割を担っています。

近年、トレーナーの公募が増え、特定の治療院からの派遣に依存しない採用が進んでいます。

応募者には、あん摩マッサージ指圧師やはり師、きゅう師といった国家資格の取得が求められ、さらにトレーニング指導やアスレティックトレーナー資格も重要視されています。

トレーナーのほとんどが鍼灸マッサージ師の資格を保有しており、特に疲労回復やコンディション管理において、鍼灸マッサージ師が重要な役割を果たしています。

球団は、限られた予算の中で多様なスキルを持つマルチプレイヤーを求めており、鍼灸マッサージ師はそのニーズに応える存在です。

選手の健康とパフォーマンスをサポートするためには、トレーナーの資格取得や専門性がますます重要になっています。

鍼灸マッサージの資格の取り方

鍼灸マッサージ師資格の取り方については、過去の記事を参照にしてください。

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